<Event report>BEER meets MUSIC

SVBとrpm【record people meeting】が融和した、快適空間

新たなクラフトビールの世界を提案するSVBと、
五感による体験を通じてアナログレコードの魅力を提案するrpmのコラボイベントが、
7/8~9の2日間、SVB横浜で開催されました。

 ハイエンド(高性能)オーディオによる贅沢な環境で、
ビールを飲みながら7080年代の名盤レコードのサウンドを堪能できるこのイベント。
聴きたいレコードを持ち込んで来店すれば、お気に入りの音楽を最高の音質で視聴することも♪

当日は、SVB横浜の1Fフロア奥に、英国REGA社の最高峰レコードプレーヤーと、
TADL
社提供による最高級のサウンドシステムが設置されました。

オーディオに詳しい方なら、このシステムがいかに贅沢なものか、おわかりいただけることでしょう。

MCカートリッジ]
REGAApheta2
[レコードプレーヤー]
REGARP10

[フォノイコライザー]

PS AUDIO/NUWAVE PHONO CONVERTER
[プリアンプ]TAD-C2000 
[パワーアンプ]
TAD/TAD-M4300
[オーディオラック]QUADRASPIRE/Q4D Vent

[スピーカーシステム]TAD/TAD-E1


システム設営スタッフの中には、何とお手伝いに来た大学生も!
平成生まれの世代は、物心ついた頃から、音楽はMP3データ化されているから、
デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンにヘッドフォンで聴くのが習慣なのでは?

 

興味が沸き、ご本人に伺ってみたところ、
やはり彼も、以前はスマホにヘッドフォンで音楽を聴いていたとのこと。
けれども、ハイエンドオーディオが奏でるレコードの音楽に触れ、
その音に惚れ込んだのをきっかけに、デジタルミュージックのツールは全て処分してしまったそうです。
世間的にも、彼のような若い世代にアナログレコードの人気がじわじわと盛り上がっていますね。

 音楽をアナログ信号のまま刻んで記録するレコードからは、
「厚み」や「温かみ」があって、「リアル」な響きが空間に広がります。
ブラスバンドが奏でるJAZZミュージックは、まるですぐそこで演奏しているかのように聴こえますし、
LIVE
バージョンの楽曲は、収録された観客の歓声や拍手が、直接体に響いてきます。
もちろん、音響はスピーカーの性能にも左右されるものですが、
どうやら、レコード盤の製作過程にも秘密がありそうです。

レコード盤はスタンパー(凸版の金型)をプレスして生産しますが、
スタンパーの元となる原盤のカッティング(溝を刻む)には、
熟練した職人の手作業が必要となります。
その手作り感が、音の温もりにつながるんですね。
そんなお話をrpmの方に伺い、それはクラフトビールのブルワーたちの仕事と
共通する部分も少なくないなと感じました。
そうやって丹念につくられた音楽とビールを、ともに楽しむ――。
このイベントがSVBで行われているのは、必然だったのでしょう。


当日は、ロビーにアナログレコードの“顔”ともいえる、ジャケットをイメージしたアートも展示されました。
こちらも、11枚が手作り! 素敵です。

 お客様の持ち込みレコードもありました。
今回のイベントは、前週のSVB東京での「寿司×クラフトビールフェス」で知ったとのこと。
自宅のレコードコレクションを高音質で聴ける、なかなかない機会で、
ハイエンドオーディオの視聴会ほどハードルも高くなく、
それをおいしいビールと料理とともに楽しめるのは嬉しい、と思って来店されたそうです。

 音楽とお酒の好相性については、ここで言及するまでもありませんが、
それは「レコードミュージック」と「クラフトビール」にも当てはまることが、
よくわかるイベントでした。
この居心地の良い空間に身を置いていたら、知らぬ間に時間が経っていた――
そんな体験をしてみたくなった方は、次の機会にぜひ足をお運びください。

 

rpmrecord people meeting)の最新情報は、
こちらをご参照ください。